中国2010年上海世界博覧会(上海万博)開会まであと464日(会期は2010年5月1日〜10月31日)となった1月22日(木)、私が事務局長を務めている上海万博議員連盟で「日本館の準備状況」について経済産業省からヒアリングを行いました。
午前10時から参議院議員会館で行われたヒアリングには、前外務大臣(上海万博議員連盟会長)高村正彦氏、民主党幹事長(上海万博議員連盟副会長)鳩山由紀夫氏、文部科学大臣(上海万博議員連盟幹事)塩野谷立氏を始めとする衆参の51名の議員(代理を含む)が出席されました。
その他に、2005年に開催された愛知万博でボランティアとして活躍された方々が作ったNPO法人愛・地球博ボランティアセンターから榊原考佐氏、愛知万博から上海万博へボランティア活動の継承を積極的に推進しているNPO法人日中友好センターからは林 薫理事長が出席されました。オブザーバーとしては、愛知万博の会場だった愛知県、上海市と姉妹都市を結んでいる横浜市・大阪市・大阪府それに上海市と関係の深い福島県や静岡県の東京事務所長が出席され、県出身の国会議員との交流を図られていました。
上海万博議員連盟会長・前外務大臣高村正彦氏、中国大使館公使孔鉉佑氏、外務省経済局審議官田辺靖雄氏、2010年上海国際博覧会日本政府代表塚本弘氏の挨拶の後、経済産業省大臣官房審議官原山保人氏が上海万博日本館の準備状況及び日本館の建築の特徴と日本館の展示内容の基本的考え方とメッセージについて分かりやすく説明して下さいました。
日本館の特徴は、“縁の下”や“内水”など日本伝統の知恵を活かした環境制御(太陽光や雨水、空気など自然エネルギーの作用を活用して環境負担低減を図る)技術が新しい建築素材(薄膜太陽電池と一体化した軽量膜構造の発電する膜)と有機的に組み合わさっていることで、「21世紀の都市における持続可能な中規模建築のモデル」となるように建築されとのことです。
この日本館が発信するメッセージは、「つながろう!調和のとれた未来のために。」です。人類が直面する環境問題をはじめとした課題と、快適な生活の調和を可能にする「わざの和」は、地球、人類、そして子どもたちを思いやる「こころのつながり」によって開花し、安心、快適、未来への確信が同居する「こころの和」を実現することを訴求しています。
なお、日本館の内部は、過去と現在と未来(2020年代)の三つのゾーンに分かれており、過去のゾーンでは、遣唐使の時代から先人たちの努力で実現してきた大陸と日本との「つながり」と、今日まで姿を変えつつも生き続ける文化等を具体的に振り返ります。
現在のゾーンでは、温暖化と省エネ技術、水資源不足と水浄化技術、少子高齢化と介護ロボット技術など我々が直面する課題と技術によって解決できる可能性が提示されます。
未来のゾーンでは、次第に緑や水に満たされる町を上空から見つめたり、高齢者と子どもが笑顔で交流するコミニュテイを通じて、心がつながり、思いやりの気持ちを共有し、一人ひとりが取り組むことが大きな解決につながることがアピールされます。
原山氏の説明の後、中国2010年上海国際博覧会海外推進室日本首席代表徐 迪旻氏が、2008年12月に東京都港区虎ノ門にオープンした「上海万博PR館」をご紹介してくださいました。上海万博に関するあらゆる情報がそこで入手出来るようになっています。現在までに、日本を含む228の国と国際機関が「より良い都市、より良い生活」のテーマで開催される上海万博への参加を表明しています。日本も愛知万博の理念と成果を上海万博に継承してもらうために政府のみならず民間もそれにボランティア団体も気合いを入れて協力を強化しています。私自身、2010年5月1日から7000万人の世界各国の人が上海万博会場内外で出会い、話しあい、歌い、踊り、気持ちをつなげる機会は、国をそして地域を超えた地球市民としての意識を育て上げ、更に、物資の増大ではなく、心のつながりによる幸福感や思いやりの気持ちを高める運動が高まるものと大いに期待しています。
