2009年06月01日
宗祖としての親鸞聖人に遇う 真宗大谷派関係国会議員同朋の会で大谷暢顯御門首にお目にかかりました
5月11日(月)午前8時から開催された真宗大谷派関係国会議員同朋の会で大谷暢顯御門首にお目にかかる有難い機会を頂きました。長い間願っていたことが叶い、大変嬉しく思いました。その上、御門首の側で小川一乗師から「宗祖としての親鸞聖人に遇う」とのテーマで心にしみいるお話を伺えました。大変素晴らしい感動の同朋の会でした。 小川一乗師は、一番大事なのは人間なのに、お金が一番になってしまった中に日本の悲劇があると嘆かれ、人間第一の社会を回復していくことが求められていると話されました。小川師が話されたように、都会で生活をしている人の中には、お金さえあれば生きていけると考え、人とのつながりを見失っている人が多くなっていると思います。昭和30年代から始まった高度経済成長の頃から、人とのつながりの中で生きるという生活が徐々に崩れ、特に過去10年は「お金が一番大事だ」という風潮が極めて強くなってきたと感じます。お金が第一であると考える社会でお金だけを大事にしてきた人たちが、突然収入を無くしてしまうと悲惨な状況になると語られました。その象徴が全国の都市部に見受けられるホームレスの方々です。平成21年1月に実施したホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)によると、ホームレスが確認された自治体は、全1,804市区町村のうち504市区町村で、合計15,759人(男性が14,554人、女性が495人、不明が710人:目視による調査のため防寒具を着込んだ状態等により性別が確認できない者を「不明」としている)ホームレス数が最も多かったのは大阪府で4,302人。次いで東京都が3,428人で、この両都府の合計で全国のホームレス数の約半数を占めています。しかし、田舎には未だ日本の古き良き社会が残っています。小川師は、自分の郷里である北海道の田舎では、「お金がなくても、一万円札がなくなっても、貧しいけれども生きていけます」と話されました。田舎では生活の自給力があり、人と人とのつながりの中でお金がなくても共に和やかに暮らしていく環境が残っており、皆が元気よく生きていると説明されました。そこでは、時にはけんかをするし、時には憎みあったり、いさかいもしますが、皆がつながりの中で生きている人間第一の社会であると強調されました。小川師は、親鸞聖人の教えに出逢うことを通じて、御縁を通して、人とのつながりの中で生きていくことを確認して行ける。その意味で、宗祖親鸞聖人の750回御遠忌は大変大事な意味を持っていると説明され、「人間第一を回復する時代」にするために、皆が励むように示唆されました。真宗大谷派では平成23年に宗祖親鸞聖人の750回御遠忌をお迎えするに当たって真宗同朋運動の一層の推進を期し、全国の門徒の方々と浄土真宗の教えを聴聞されています。そうした中で2002年より真宗大谷派関係国会議員同期の会が開催されており、私も真宗の聞法のために毎回出席をさせて頂いております。最近ようやく拝聴したことの幾つかが自分の問題として聞こえるようになってきたと感じます。小川一乗師は、人間が生きるということの思想の問題を、政治のレベル、色んな文化のレベルで回復していかなければならないと示唆されています。自然の中で人との豊かなつながりが回復され、事実や道理を正しく理解できる人が多くなるように、親鸞聖人の教えを学び続けて行きます。
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